生活保護受給者でも入居可能！月10万円以下で入れる名古屋市の老人ホーム

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月10万円以下で入れる名古屋市の老人ホーム

気になる施設があったら資料（無料）請求後、見学を申し込みましょう。

施設名	月額	入居時の費用
希望の郷	3.64万円 〜 10.75万円	0円
ゆいま～る神南	3.8万円 〜 13.07万円	12.48万円 〜 1,000.48万円
ライフサポートレジデンスゆらら桜山	9.6万円 〜 16.5万円	11万円 〜 21.4万円
新道ケアコミュニティそよ風	9.09万円 〜 18.87万円	0円 〜 24万円
ハッピーシニア天白	8万円 〜 9万円	0円 〜 18.5万円
シルバーライフ月東	4.3万円 〜 8.3万円	22.51万円 〜 24.85万円
グランバレル一社【名古屋市高齢者向け優良賃貸住宅】	5.34万円 〜 10.1万円	38.5万円
ミッショナリー桂・梅森坂	5.25万円 〜 8.35万円	23.32万円 〜 30.7万円
ヨーロピアンレジデンス	4.17万円	16.65万円
ジョイフル千種 高齢者向け優良賃貸住宅	6.18万円 〜 21.05万円	30.03万円 〜 46.74万円
ラシュレ神沢	5.98万円 〜 6.38万円	22.92万円 〜 26.22万円
グレイスフル上前津 高齢者向け優良賃貸住宅	8.77万円 〜 19.4万円	20.61万円 〜 52.5万円
mi casa 文教台	4.95万円 〜 9.9万円	1,349.71万円 〜 2,699.43万円

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生活保護でも入れる老人ホームってどんな施設？

「生活保護を受けていると、老人ホームには入れないのでは？」と不安に感じる方は多いかもしれません。ですが、名古屋市には生活保護受給者でも入居可能な施設が実際に存在します。

ただし、すべての施設が受け入れているわけではなく、施設の種類や運営方針によって対応が異なります。

ここでは、どんなタイプの老人ホームに入れるのか、逆に入りにくい施設はあるのか、そして入居できるかどうかを確認する具体的な方法について解説します。

生活保護で入居できる施設の種類

生活保護を受けている方が入れる施設は限られているように思われがちですが、実は複数の選択肢があります。名古屋市内でも以下のような施設が該当します。

特別養護老人ホーム（特養）

介護度が高い高齢者が入る公的施設で、費用が非常に抑えられています。生活保護受給者も多く入居しており、介護保険と生活保護制度の両方を利用することが可能です。

名古屋市の特別養護老人ホーム 

地域密着型サービスの施設

名古屋市が運営・指定している地域密着型の施設（グループホームなど）は、生活保護対象者にも柔軟に対応していることが多く、地域の支援も受けやすいのが特徴です。

名古屋市のグループホーム 

住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）

運営者によっては生活保護の利用に理解のあるところもあり、家賃や生活費を工夫することで月10万円以下で入居できる場合があります。医療や介護が外部サービスによる場合は、生活保護の医療扶助・介護扶助を併用して支払うことが可能です。

名古屋市のサ高住 

施設によっては「生活保護歓迎」と明記しているところもあり、まずは種類を絞ることがスタートです。

生活保護だと入居が難しい施設

一方で、生活保護を受けていると入居が難しい、もしくは事実上できない施設も存在します。たとえば以下のようなケースです。

高級な有料老人ホームやリゾート型施設

入居一時金が数百万円かかるような施設や、月額費用が20万円を超えるような高額な施設では、生活保護費での支払いは原則困難です。

生活保護の申請そのものを理由に断る施設

法的には生活保護受給者を理由に入居を拒否することはできませんが、実際には「介護・医療費の支払いの確実性」や「自治体との手続きの煩雑さ」を理由に、受け入れを敬遠する民間施設もあります。

自立支援費用が高くなる施設

生活保護の対象である医療・介護以外に、食費や日用品、レクリエーション費などが高額な施設は、生活保護内でまかなえず、支援対象外になることもあります。

事前に「生活保護でも入れますか？」と率直に聞くことがとても重要です。

施設が受け入れてくれるかどうか確認する方法

生活保護受給者でも入居可能かを確認するには、問い合わせ時の聞き方や確認の順序が大切です。以下の手順で進めるのが現実的です。

施設側にとっても、生活保護の支払いは自治体を通じて安定して入るという利点があります。きちんと意思疎通すれば、入居の道は十分に開かれます。

名古屋で老人ホームを探すときの注意点

名古屋で老人ホームを探す際には、一般的な老人ホーム選びのポイントに加えて、地域特性や市の制度、地価、交通インフラなど、名古屋ならではの事情を踏まえた検討が重要になります。以下に、名古屋で老人ホームを選ぶ際の注意点を解説します。

電車やバスで通いやすい場所を選ぶ

名古屋市は東京や大阪と比べて公共交通がやや限定的です。地下鉄網は中心部に集中しており、少し離れると市バスや名鉄・近鉄への乗り換えが必要になります。

郊外では自家用車に依存する暮らしが一般的だったため、バス停や駅から遠い施設も多いのが実情です。家族が高齢者のもとに通う・通わせることを考えるなら、公共交通の接続が良い施設（例：地下鉄の駅から徒歩圏）を優先的に探す必要があります。

エリアによって料金に差がある

名古屋駅（名駅）〜栄周辺は再開発が進み、地価が高騰しています。このエリアにある老人ホームは、施設の初期費用・月額費用も高く設定されている傾向があります。

一方で、守山区や緑区、天白区など郊外の住宅地では、土地が広くとれるため、比較的費用が抑えられた施設が多いです。
名古屋市内でも場所によってコスト差が大きいので、「施設の質」だけでなく「場所」と「家族の交通費」も含めて総合的に比較する必要があります。

医療体制がしっかりした施設を選ぶ

名古屋市は地域包括ケアシステムに早くから取り組んでおり、市内の多くの施設が近隣の病院やクリニックと連携しています。特に名古屋市中村区・昭和区・千種区などには、総合病院や大学病院が集中しており、医療ケアが必要な方には有利なエリアです。

一方で、郊外では「医療連携が弱い」「夜間対応ができない」施設も存在するため、施設のパンフレットだけでなく、医療体制を実地で確認することが重要です。

名古屋市の支援制度を確認する

名古屋市では、所得の少ない高齢者に対する「家賃補助制度」や、「バリアフリー改修費の助成」「高齢者の見守り支援事業」など、地域限定の支援制度を用意しています。

たとえば「地域密着型サービス」の施設に入居することで、介護保険サービスの優先利用が可能になることもあります。名古屋市が運営する介護保険事業者検索サイト（愛知介護ネット）などを使って、名古屋市内に住所があることが条件となる制度に該当するか確認しておくとよいです。

施設の雰囲気が本人に合うか確かめる

名古屋は「閉鎖的」と評されることもある一方で、地域コミュニティがしっかりしているエリアも多く、高齢者の地縁を大切にする傾向があります。名古屋出身の方なら安心感がある反面、他府県から来た方には施設内や周辺の空気感が合わない場合も。

施設によっては地元住民中心のコミュニティが築かれており、馴染めないと孤立につながることもあります。見学時には実際の入居者層、職員の雰囲気をよく観察することが重要です。

無料で相談できる窓口・支援機関

老人ホーム探しや生活保護・介護申請などが初めての方・お困りの方には、行政や地域の支援機関を使って専門家の助けを無料で受けることが有効です。名古屋市には、地域で高齢者を支援する公的な相談窓口が整備されており、まずは「どこに、何を相談したらいいか」がクリアになります。

名古屋市の高齢者相談センターを活用する

老人ホームや介護のことで悩んだとき、まず相談したいのがいきいき支援センターです。これは、名古屋市が地域ごとに設けている高齢者向けの総合相談窓口で、公的には「地域包括支援センター」と呼ばれます。

名古屋市では2011年からこのセンターの設置が進められていて、市内各区に分かれた担当のセンターが、高齢者やその家族の相談に乗ってくれます。

• 相談は無料
• 平日の9時から17時まで対応
• 担当者は、保健師・社会福祉士・ケアマネジャーなど、専門知識のある職員

たとえば、

• 「老人ホームに入りたいけど、どこがいいか分からない」
• 「介護の申請ってどうやるの？」
• 「生活保護を受けたいけど、何から始めれば？」

といった不安があるとき、このセンターに行けば、今の状況に合った支援策や制度を丁寧に教えてくれます。自分ひとりで情報を探すのは大変なので、まずはここで話を聞いてもらうことから始めましょう。

社会福祉協議会やNPOにも相談できる

名古屋市には、社会福祉協議会（社協）という団体もあります。ここでも、高齢者や家族の相談を無料で受け付けています。

社協では次のような支援が受けられます。

• 成年後見制度の相談（認知症などで判断力が落ちた方の支援）
• 認知症や高齢者虐待に関する相談窓口
• 日常の金銭管理や生活の悩みの相談
• 必要に応じて、施設紹介や住まい探しの支援（名古屋市の「居住支援事業」と連携）

これらはすべて無料で利用できるうえ、行政とつながっているため、手続きや制度の紹介もスムーズです。特に身寄りの少ない高齢者や、生活に不安のある方には頼れる窓口です。

ケアマネージャーに相談する

すでに介護保険の利用が始まっている方なら、ケアマネージャー（介護支援専門員）がついているはずです。
ケアマネージャーは、老人ホーム選びにもとても役立つ存在です。

たとえば…

• 本人の介護レベルに合った施設を紹介してくれる
• 医療体制や費用を考慮して施設を絞ってくれる
• 見学の日程調整や、福祉事務所との連絡までサポートしてくれる

生活保護を利用している場合でも、ケアマネージャーは制度に詳しいので、申請の進め方や注意点も理解しており安心です。すでに担当のケアマネがいるなら、まずはその人に「施設を探したい」と相談するところから始めてみましょう。